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2020年 04月のアーカイブ

生徒様の作品から ③

4月も最終週になりました。

この一か月間は今までに経験したことのない

緊急事態に接し、世の中が様変わりしました。

世界中を巻き込み、こんなにも恐ろしいことが

起こるなど誰が予測できたでしょうか。

 

未知のウイルスとの闘いに

日々奮闘されている医療従事者の皆様、

物資を運んでくださる運送業の皆様、

食料品や薬の製造販売の皆様、

本当に感謝しかありません。

 

いよいよ今週からゴールデンウィークですが

今年はステイホームウィークになりました。

どうか皆様、今だけはお出かけせずに

家にいましょう。

今はじっとステイホームです。

 

気分は重くなりがちですが、

ここからは素敵な作品で

リフレッシュ致しましょう!!

 

 

 

川野さんの作品は桜のかたちが素敵な

色変わりの中鉢二点です。

春を待ってパッと咲いたエネルギッシュな桜です。

 

 

 

後藤静江さん作、大鉢。

デザインに“乙女”を感じるキュートな大鉢!

見ているだけで楽しい気分になる後藤さんの作品です。

 

 

 

佐藤忍さん作、深皿三点。

美しく揃った菊籠目文を中央の蜘蛛の巣が

引き締めます。

更にギザギザに仕立てた縁が華やかさを添えています。

そして赤・瑠璃・紫の色変わり。

なんと豪華な!

 

次はどんな作品が生まれるかしら?と

いつも楽しみなお三方。

これからも個性あふれる素敵な作品を

お待ちしておりますね!

 

 

 

 

 

 

アーカイブス ~2~

2017年以降に入られた生徒様は

あまりご存じないかもしれませんが

二代目秀石の代表作の多くは

町田市立博物館に寄贈され

大切に保管されております。

 

以前は工房のショーケースに展示され

近くで見る事ができた作品たち。

今回はその作品の中から

写真撮影しておいた数点をご紹介致します。

 

 

 

 

「金赤被口金花縁菊繋文大皿」 Φ240㎜ 2012年

 

 

 

 

「金赤被花縁菊籠目文中鉢」 Φ185㎜ 2010年

 

どちらも晩年に作られた作品です。

 

80代に入っても飽くなき探求心で

創作を続けた秀石でした。

 

 

 

2020.4.25

生徒様の作品から ②

緊急事態宣言が発令され半月ほどになりますが

皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

“コロナ疲れ”という言葉も聞かれますが

どうか上手に気分転換をなさって

心の健康を害さないよう

お過ごしいただければと思います。

 

因みにスタッフはこの長い休みの間、

普段なかなか出来ない自宅のお片付け&お掃除を

徹底的にやっております。

自慢じゃないけど不要なものが出るわ出るわ・・・

この際なので断捨離致しました(^^;

要らないものを処分すると、気分的にもスッキリ!

 

片付いた場所にはお気に入りの切子を並べて

一人ニヤニヤしています(^^)

 

前置きはさておき、生徒さまの新作発表 二回目です!

 

 

 

シュッとした佇まいに光るカット。

サイズ感が判りにくい写真になりましたが

高さが30センチ以上ある大花瓶の完成です。

作者は後藤景子さん。

地の色は琥珀、上に薄い緑色がかかった二層被せです。

縦に長い作品はうっかりするとカット中に

素材をマシンにぶつけたり

難易度の高い作品ですが、時間をかけて

丁寧に作っていらっしゃいました。

美しく仕上がっております!

 

 

 

 

 

豪華な花縁のお皿は近藤統之さんの作品です。

「何としても花縁を作りたい」と挑戦された

渾身の逸品です。

花縁は大きなダイヤを駆使し、

リズムよく手を動かし、バランスを見ながら

形を整えカットしていきます。

しかしこれがなかなか大変。

難しいだけに完成した時の嬉しさは一入です。

素晴らしい作品になりましたね!

 

早くお手元でご覧になりたい思いますが

どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。

 

工房でお会いできる日を楽しみにしております。

 

 

 

 

 

 

 

生徒様の作品から ①

先日、2月提出分の酸磨きが仕上がって参りました。

早速ひとつひとつ確認し、いつでもお渡しできる状態に

準備を進めさせて頂きました。

早くお渡ししたいのですが、どうか今しばらくお待ちくださいませ。

 

そこで、今回は一足お先に完成作品をアップさせて頂くことに

いたしました!

全部は無理ですが、少しずつアップ致しますのでお楽しみに~

 

ベテラン橘さんの作品です。

いつもセンスのよい橘さんらしく洗練された作品です。

繊細な糸菊繋ぎが美しいです。

 

 

 

 

武田俊夫さん作:オールドグラス

こちらはあえてのシンプルデザイン。

でも生地の色・形状にマッチして

とても華やか!!

春らしい明るい作品です。

 

 

 

単色ガラスのペアタンブラーは

濃い琥珀色が夕焼け空のようですね!

作られたのは古川さんです。

単色ガラスは削っても地の色が出ない為

カットの難しい素材ですがスッキリと美しいです。

 

どの作品もそれぞれに個性的ですが

写真より実物のほうが断然素敵なことは

言うまでもありません!

 

お渡しできる日を楽しみにお待ちくださいね。

アーカイブス ~1~

ここ数日の低気圧の影響で桜はほとんど散ってしまいました。

この春の桜は残念な記憶になりましたが、

季節はどんどん巡ってゆきます。

近所の公園では“つつじ”や“さつき”の蕾が膨らみ

街路樹の花水木も咲き始めました。

今日は20℃くらいになりそうですから

運動不足解消を兼ねたお散歩にはうってつけですね!

 

さて、工房がお休みの間、いつもと少し趣向を変えて

懐かしい写真を掲載したいと思います。

 

私(スタッフ)が生徒として工房に入会したのは2004年ですから

16年前になります。

その当時はスマホなどまだ無く、どこへ行くにもカメラ持参。

切子に魅了されてから、催事があれば何かと出かけて

勝手に撮らせて頂いておりました。

今となっては良い思い出です。

 

在りし日の先生のお姿です。

 

 

 

こちらは2008年、江戸深川資料館で開催された

江東区の伝統工芸展。デモンストレーションです。

 

 

海外の方からの質問にも熱心に耳を傾けられ

丁寧に答えられていたお姿が印象的でした。

 

この時、すでに80才超え!

本当に凄い事です。

切子道70年余、使うお道具も身体の一部にように

なっておられたのかもしれませんね。

 

先生は温厚でお優しく誠実なお人柄で、

生徒様からの信頼も厚く、生涯現役を通されました。

 

好奇心旺盛で思考が柔軟、切子のお話をされる時は

いつも生き生きとされていました。

そして下町の職人っぽくない(職人さん、ごめんなさい)

気品を持っておられ、何よりも腰が低いことに

最初は驚いたものでした。

 

無形文化財という大変な地位にありながら

決して威張ったり驕ることなく、誰にも分け隔てなく

接してくださいました。

 

私達は切子だけでなく先生の生き方から

多くを学ばせて頂いたように思います。

 

その側で、いつも先生のお力になっていたのが

現・代表の静代さんです。

先生のマインドは静代さんにしっかりと引き継がれ

今日の工房に繋がっています。

 

これからも皆様にとって心地よい工房であるように

先生の遺された大切なお道具とともに

工房を守っていきたいと思います。

 

切子を取り巻く環境は、ここ数年で激変しました。

ですが、切子の美しさになんら変わりはありません。

この先も色々あると思いますが、どんな時も冷静に

柔軟な思考で切子と向き合っていきたいものです。

 

さて、次回は秀石先生の作品を掲載したいと思います!

 

 

 

 

 

 

2020.4.15

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