ブログ

カテゴリー:切子Exhibition

江戸切子新作展より ~2~

引続き新作展からのご紹介です。

写真上:上 “空 -Ku-”
・作成者コメント:タイトルは色即是空の空から取った。
般若のフォルムを線を用いず3ミリの菊つなぎだけで表現した。

中 “ミルフィーユ”
・小林硝子工芸所の4代目、小林昴平さんの作品。
カットの難しい立ち物の下部に菊つなぎを入れた渾身の作。

下 “火瓶”
・花瓶の下部を菱山でカットし、上部を後から削り
グレーになるように仕上げている。火をイメージした作品。

写真下: 左 “水面の輝き”
・大鉢をシンプルな線でカットし煌めきを表現した作品。

右 “流氷”
・雪が弾ける音が伝わってきそうな作品。

今回は今まで以上に若手職人さんが多く受賞されており、女性の受賞者も数名見られました。
選外作にも甲乙つけがたい秀逸な作品があり興味深々。
切子界が活気に満ちていることの現れですよね!

とても素晴らしい作品の数々に大いに刺激を受けた新作展でした。
来年に向けて職人さん達は既に始動されていることでしょう。
切子から益々目が離せなくなりそうですね!

江戸切子新作展より ~1~

亀戸梅屋敷にて開催された第28回 江戸切子新作展より
選者の講評と併せていくつかご紹介させて頂きます。

写真上:最優秀賞 鍋谷淳一さん作“蛸”
・蛸の足に見立てた斬新な作品。口の処理や細かい気泡の表現など
総合的に丁寧な仕事が感じられる。

写真下:左“Butterfly’s Departure”
・清水硝子の若き女性職人の手による作品。形状・色の使い方など
よく考えられており今後が楽しみ。

右“蓮華”
・ハスの花をイメージした作品。切子の繊細さを表現した優美な作品。

朗報!!

去る3月5日、6日
江戸切子協同組合主催 第28回江戸切子新作展が開催されました。

組合所属の切子職人が一堂に集結し、新作を披露するイベントです。

作品の中から優秀な上位10作品には賞が贈られます。
これを拝見するのが毎年とても楽しみです。

今回、なんと工房秀石出身 清水硝子所属 長嶋聡志さんが
栄えある2位の経済産業省関東経済産業局長賞を受賞されました!

長嶋さん、受賞おめでとうございます。

長嶋さんの作品「歪んだ世界の真っ直ぐ」。
吹きも長嶋さんでしょうか。四角く厚い素材をカマボコでえぐってから菱山でザクッとカット
若者らしい力強さを感じる作品です。

混沌とした世の中を切子一筋に邁進されるご自身を投影されたのかな。
どのような想いを託されのか今度お目にかかった時に伺ってみたいと思います。

切子が本当に大好きで熱心に工房に通って来られていた頃を思い出します。
須田富雄先生がご存命ならどんなに喜ばれたことでしょう。
立派な職人、いや作家さんになられて私共も誇りに思いますし、とにかく嬉しいです。

長嶋さんの活躍、これからも目が離せませんね!

どうぞ大好きなこの道で研鑽を積まれてくださいね。
応援しています。

江戸切子 若手職人15人展

伊藤忠青山アートスクエアにて開催中です。(11/3まで)
詳細は↓をご覧ください。

http://www.itochu-artsquare.jp/

https://www.facebook.com/itochu.aoyama.art.square

三代秀石 作品展

暑中お見舞い申し上げます。

大暑の名の通り、連日の猛暑。
少し外に出ただけで汗が吹き出しますねー。
皆様、熱中症にはくれぐれもご用心くださいませ。

先日、三代秀石 堀口徹さんの作品展に行ってきました。

いつも斬新な作品を見せてくださる堀口さんの切子。
どんな作品と出会えるか毎回ワクワクですが
今回もまさに「おおっ!」

「SWITCH」と題した作品達は全て真っ二つに
斬られた2つのパーツから成立したオブジェの切子。
お皿もグラスも徳利も斜めにバサッと潔く切られてしまった・・・

ラッキーなことに堀口さんご本人がいらっしゃったので
ご挨拶させて頂きました。
「伝統という枠を超えるべく日本刀でバッサリ斬る感覚で切子を切ってみたらどうなるか、
という試みで作ってみました」
「切子の持つ可能性を色々と試しています。」
とコメントを頂きました。

発想が凄いですよね~。
完成している作品をあえて真っ二つって、ものすごい勇気が要ることだと思います。
どの作品からも「気迫」が感じられ、思わず鳥肌が立ってしまいました。

そして
「二代目秀石の命日に開催できたことが何よりも贐と思います」と堀口さん。

偶然ではないですよね。
二代目秀石 須田富雄先生の御命日8月1日・・・
須田先生、絶対喜んでおられると思います!

凄みさえ感じられる作品からパワーを頂き暑さも吹き飛んだ夏の一日でした。

展は8/4まで日本橋高島屋6階 美術工芸サロンで開催中です。
詳しくは下記をご覧ください。
https://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event3/index.html#os4586

ページの上部へ